SVG vs PNG — 用途別フォーマット選び方ガイド【Web・アプリ・印刷】
SVGとPNGはまったく異なる特性を持つ画像形式です。どちらが優れているかではなく、何に使うかで適切な形式を選ぶことが重要です。
SVG(スケーラブルベクターグラフィックス)の強み
SVGは数式で図形を記述するベクター形式のため、拡大縮小に強く、どんな解像度でも鮮明に表示されます。日本のWebサイトでは、ロゴやアイコン、イラストなどに広く使われています。CSSで色やサイズを動的に変更でき、アニメーションも可能です。ファイルサイズもシンプルな図形ならPNGより小さくなります。
PNG(ポータブルネットワークグラフィックス)の強み
PNGはピクセル単位で情報を保持するラスター形式です。写真や複雑なグラデーション、ドロップシャドウなどの表現に適しています。また、SVGが非対応の環境でも確実に表示できるため、次のような場面で重宝します。
- メールテンプレート — 多くのメールクライアントはSVGを正しく表示できません。
- CMSやブログ — WordPressのエディターなど、SVGのアップロードを禁止しているシステムがあります。
- PDF資料 — 印刷所に入稿するデータはPNGの方が確実です。
- SNSのOGP画像 — TwitterやFacebookのシェア画像はPNGまたはJPGが標準です。
日本市場でのトレンド
日本のWeb制作現場では、コーディング効率の観点からSVGの採用が進んでいますが、まだPNG形式でしか対応していない外部プラットフォームや取引先システムも多くあります。SVGとPNGの変換をスムーズに行える環境を整えておくことで、制作効率が大幅に向上します。
